インプラントに決めた理由

どんな偉業を達成した人にも、記録を作った人にも初めの一歩がありました。自分の状態をより良い方向へ変えるために勇気と決意が必要であることは、言うまでもありません。インプラントについてはどうでしょうか。

多くの方が、インプラントに興味を持っていますが、最初の1歩が踏み出せなかったり、想像しうる限りの恐怖を感じて怖気づいてしまうこともあるかと思います。本日は、インプラント経験者がよく語ってくださる、インプラントに決めた理由について、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

1.おいしいものをストレスなく味わいたい

食べ物のおいしさを感じるということは、人生の中でも大きな喜びとなります。人と仲良くなることや、きずなを深める場として選ばれるのが、食事の場であることにも納得がいくと思います。インプラントが目指しているのは、第二の自分の歯であることです。多くの患者さんが、食べ物がおいしく食べられないことを理由に、特に入れ歯からインプラントへの変更を選択しています。

 インプラント治療の場合、お口の中に実質存在する人工物は歯、本体のみです。正確に言うとインプラント本体である人工歯根も、口腔内に存在しますが、歯槽骨という歯を支える顎の骨のなかに埋めてしまうため、その存在を自覚することはほとんどありません。歯を失ってしまった部分に、新しい歯が生れてきたような感覚のみで、食べ物を食べたり、味わったりすることができるのです。

 

2.入れ歯が合わなくていつもイライラしていた

インプラントは本当に優れた治療法です。しかし、経済的な面であったり、外科手術を伴うということから、敬遠したり恐怖感を抱いたりすることもあります。比較的多くの患者さんが、そのような理由から「まずは入れ歯で試してみます」と、おっしゃいます。入れ歯に問題がなく、ストレスを感じずに生活することができれば、十分幸せだとおもいます。

一旦入れ歯にされた患者さんが、ストレスや悩みを抱えた結果、それを打開するためにインプラントを選択するということも非常に多く見られるケースです。

◎入れ歯が合わないと感じる時

  • ・上手に発音ができない
  • ・食べ物がしっかり噛めない
  • ・しっかり噛めないから味わうことができない
  • ・噛んだ時に歯が沈む感覚がある
  • ・外れやすい
  • ・(固定力が強い場合は)圧迫された痛みを感じる

お口の中は敏感で、髪の毛一本入っただけでも不快感を感じてしまうほどなので、たとえ機能改善のためとはいえ、部分入れ歯としてお口に入れるものが与えてしまう違和感や不快感は相当だと思います。インプラントは入れ歯によって感じる不快感をほぼ全て払しょくしてしまいます。インプラントは歯と歯ぐきの隙間から音が漏れて発音がしにくくなることもありません。食べ物を咬む力は入れ歯に比べると2~3倍となります。インプラント体が顎の骨と結合するため、簡単に外れることもありません。

時々、「どの歯がインプラント治療をしたものかわからなくなってしまう」という、喜ばしい声を聴くこともあります。インプラント治療が完了した後で、一番喜んでくださる患者さんは、入れ歯の煩わしさを経験している患者さん、であるというのは言うまでもありません。

3.入れ歯の見た目が気になる

保険診療で作成できる部分入れ歯は、残っている他の歯にバネをかけて装着するタイプのものが多いです。部分入れ歯は、歯が無い部分が1本の場合から、1本しか残っていない場合まで対応できます。他の歯にバネ(クラスプ)をひっかける部分は前後・左右4箇所となります。奥歯以外の場所では笑ったときやお口を開けたときにバネが見えてしまうことから、審美的にデメリットとなります。保険外のものとしてノンクラスプデンチャーというバネのない素材でできたものもあります。しかし、自由診療の入れ歯だと費用もかさみ、インプラント治療にかかる費用と差がない場合もあるのです。

部分入れ歯の見た目が受け入れられないという場合に、費用が別途必要となる保険外の入れ歯を選択されることもありますが、同じ程度の費用がかかるならと、インプラントを選択される方もいらっしゃいます。

インプラントは本体、被せる歯冠も含めて自然な歯とほぼ同じ形をしています。歯根が顎の骨と繋がり、歯茎の上に現れて歯が見えるという構造だけで考えると、インプラントは自然の歯そのものです。構造が同じということは、外からの見え方も含めて、自然の歯と相違がないということです。歯の欠損の治療を考える際に重視するポイントが審美性・見た目であるならば、インプラントが一番です。

4.他の健康な歯に負担を掛けたくない

部分入れ歯であれば、入れ歯を固定するためにバネ(クラスプ)を他の歯にかけます。その他、ブリッジの場合は、欠損部分の隣の健康な歯を台形の丘のような形に削り、形を整えることで、欠損部分の歯の土台とします。健康な歯を削ってしまうので、健康である歯も寿命が短くなってしまうのです。通常3本の土台で支えていた力を、無理やり2本の土台で支えることになるので、咬合した時にかかる圧力も残った歯や歯根部分への負担となってしまいます。

ブリッジの最大のデメリットが、健康な歯を土台にすることで生じる、別の歯への負担なのです。永久歯は2度と元に戻りません。歯を欠損したからわかる、歯の大事さ。健康な歯に負担を掛けたくないという理由でインプラントを決意される方は、部分入れ歯やブリッジによって他の歯の負担になることを選択したくないというのが本音の様です。

歯が悪くなってしまった部分の治療も、ブリッジや入れ歯だと全体のバランスを見ながら治療を行う必要があります。その点インプラントは、隣の歯に全く負担を掛けずに、欠損部分に自立して歯としての機能を回復することができるのです。欠損部分以外の歯にかかる負担はゼロだと言っても過言ではありません。また、インプラントを入れると、口の中のケアやお手入れがストレスなく行えるため、他の歯の健康を維持でき、虫歯や歯周病の予防にもつながります。通常の歯みがきと丁寧な歯間みがきを行っていただくだけで、自分の歯のように長いお付き合いができるのです。

5.「一生もの」として長持ちできる歯を選びたい

インプラントは予防歯科の観点から見ても、最高の治療法です。現存している歯を守ることができるからです。インプラントは最高の医療ですが、自然歯のもつ免疫力、抵抗力、温度を感じたり、味を感じたりする機能はありません。自然歯にかなう代替歯などありえないのです。

入れ歯は、歯茎や歯槽骨への刺激が弱く、筋肉や骨を維持させていく力はありません。入れ歯が合わなくなるというのは、お口の中の状態がどんどん変化しているからなのです。入れ歯にした部分の歯茎や、骨が衰えていくことを食い止めることはできません。

ブリッジは、他の歯の根っこに噛む力を頼ることから、違和感なく過ごすことができることも多いようです。しかし、大切な現存歯を削ってしまうという、大きなデメリットがあります。歯は削れば削るほど、寿命が短くなってしまいます。ブリッジ自体の寿命は10年弱と言われていますが、その寿命の前に、支えとなっていた健康な歯がボロボロになっていたということもよくあることです。

インプラントは、チタン製で競技自転車のフレームやテニスのラケット、ジェット機の外装などにも使われる丈夫で錆びることのない理想的な物質です。どんなに大坂なおみちゃんが、ラケットをコートに打ち付けようとなかなか壊れないのはチタンが丈夫なせいです。(チタン製ではないラケットもたくさんあります)また、チタンは物質の中ではとてもめずらしい、骨と完全に結合するという特殊な機能を持ち合わせています。インプラントが入り込む土台が、脆くなったり無くなったりしない限り、永続して使い続けることができるものです。

インプラントはまさに「一生もの」。自分の歯と同じように、メンテナンス次第では、何十年でも使い続けることができます。後悔しないインプラントを選択するには、信頼できる歯科医を選ぶことが何よりも大事です。

私たちプラザ若葉歯科では、一人一人がずっと素敵な笑顔で輝くための治療を目指しています。インプラント治療においても、地域の皆様から信頼されていると感じています。知識、経験があるからこそ、インプラントをお勧めしたいと思っていると同時に、一番大切なことは患者さんの笑顔を守ることだとも考えています。知識があるからこそ、インプラント以外の治療方法も豊富にあり、提案することができます。

インプラントを検討したい、迷っている、恐怖心がある。それ以外の治療法も一緒に考えたいなどのご相談があれば、埼玉県のど真ん中にある、私たちプラザ若葉歯科へお気軽にご相談ください。

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