TWO IMPLANTS2種類のインプラントを採用
インプラントの材質として使用されているのが、チタン(もしくはチタン合金)です。
チタンは骨と結合することができ、チタンに対する骨の拒否反応もほとんど起こらないため、世界中で使用されています。
それでも、骨の状態が悪い場合、汚れがついて骨が溶け安定性に欠けている場合は、
インプラントが骨と結合できず、最悪外れてしまいます。

そこで当院では、チタン表面に特殊な光を当て処理を施した「光機能化インプラント」
チタン表面にHA(ハイドロキシアパタイト)を結合させた「薄膜HAインプラント」を採用しています。

インプラントの種類は大きく分けて2つ

  • チタンインプラント
  • 純チタンからできています。特に骨に異常がない、通常のオペで使用する場合が多いです。
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当院では、
チタンインプラントを
院内にて光機能化

  • HA インプラント
  • チタン表面にHAを結合させたものです。骨密度が低い方、糖尿病の方、ヘビースモーカーの方などに使用。
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当院では、チタン表面
から剥離されにくい
薄膜HAを採用。

患者さんの状態に合わせて最適な方を用いることで、
骨とインプラントの結合を効果的かつ強固にします。
2つのインプラントの性質・特徴については、以下をご覧ください。

光機能化インプラント

光機能化インプラントは、先進の技術を用いて、医院内にてチタンのインプラントに特殊な光を照射します。そのことでインプラントは親水性を高め、結合速度が純チタンに比べ約4倍も速くなり、接着能力も従来の約3倍という結果が出ています。

チタンタイプ:
オッセオインテグレーション

長所
長期的に骨吸収が少ない。汚れを取りやすい。
短所
初期の固定力(血液の吸収力)が弱いので、治癒期間に時間がかかる。

特殊な光を照射 結合速度・密着能力が高まり治療時間の短縮に

薄膜HA(ハイドロキシアパタイト)インプラント

HAインプラントはチタン表面をハイドロキシアパタイトでコーティングしたものです。
これにより、骨の状態が悪いケースでも、周囲骨とインプラントの間にカルシウム沈着が早期に起こりしっかりと結合します(バイオインテグレーション)。
しかし、HAがチタンから剥離すると感染などの原因になりますが、これは薄膜コーティング(1μm)にすることで、時間経過とともにリモデリングにより自家骨と徐々に置換し、数年ほどでオッセオインテグレーション(チタンインプラントの骨接合)に近づきます。

HA(ハイドロキシアパタイト)タイプ:
バイオインテグレーション

長所
初期の固定力(血液の吸収力)が強いので、治癒期間が早い。
短所
HAが剥離すると汚れが取りづらく、長期的に骨吸収が多い時がある。

HAコーティング 脆弱な骨質でも強固な結合力と骨内安定性が得られる

純チタンで約6ヵ月かかっていたインプラントが上記の使用により、
当院ではどのタイプでも早い方だと2ヵ月程度で治療を終え
より高い定着力を提供できるようになっています。

インプラントと
骨の結合(インテグレーション)

特殊な光を照射 結合速度・密着能力が高まり治療時間の短縮に

インテグレーションとは、インプラントと骨が結合する大切な役割です。
そして骨とインプラントの結合はインプラントの表面性状により、特徴が真逆の2つのタイプに分かれます。
顎の中で骨と結合するのには時間が掛かります。この時間短縮を行うために、様々なメーカーがインプラント表面性状の開発を行っているのです。

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