インプラント治療の方法

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今日はインプラントの治療方法をご説明します。
インプラントの名前は世の中に、すっかり定着しました。
しかし、インプラントという言葉が具体的に何を指す言葉か、正しく説明できる方は少ないのではないでしょうか。

今日のブログはインプラントについての基本中の基本。
“インプラント”とは何なのかに絞って、書いていきます。

この記事を読めば、明日からあなたもインプラントを説明できるようになる!
ことを目指して、なるべくわかりやすく書いていきますね。

インプラントとは、人工歯根のことです。
人工歯根!それはなに?と思いましたか。
人工の歯根です。

皆さんは、乳歯から永久歯への生え変わりの時に、抜かれた自分の歯を見ましたか。 見ますよね。
とある田舎では、乳歯が抜けるたびに「ネズミの歯にな~れ」と言って、
抜けた上の歯を床下へ、下の歯は屋根の上へ投げて丈夫な歯が生えてくるように
おまじないをかけていました。

本題に戻ります。 そういうわけで、ほとんどの方が1度は抜けた歯を実際に目で見たことがあると思います。
歯が抜けると、今まで目に見えていた表面部分だけではなく、歯茎内に埋まっていた根っこもいっしょについてきます。見えている部分と、見えていない部分が合わさって1つの立派な歯なのです。

1つの歯には、歯冠(しかん)と歯根(しかん)があります。
歯茎から外に出ていて見える部分が歯冠。
歯茎の中にあって歯を支えている部分、普段は見えない部分が歯根です。

シカンとシコン、響きがとても似ていますね。

漢字に注目すれば、その意味からすぐ分かると思います。
シカン(歯冠)が歯の冠で、シコン(歯根)が歯の根っこです。
わかりましたか。

もう一度、言いましょう。
インプラントとは、人工歯根のことです。
歯の根っこを人工物で作ったものが、インプラントです。
これでばっちりわかりましたね。

では、インプラント治療とはなにか。
それは、事故やむし歯、年齢の衰えにより、歯を失った方のために、人工の歯の根っこを用意することで、新しく頑丈な歯をもう一度取り戻してもらうことです。

インプラントは「人口の歯」と言いますが、
「人口の歯」と一口に言っても、いろいろな種類があります。
差し歯やブリッジ、入れ歯も「人口の歯」一つです。
ではそれらの違いは、なんでしょうか。

歯のどの部分が人工であるかどうかです。

歯の冠にあたる部分、歯冠が人工のものとなる治療方法
→差し歯やブリッジは、入れ歯 歯の根っこにあたる部分、歯根が人工のものとなる治療方法
→インプラント

形あるものは、なんでもそうですが、外に出ている部分から古く悪くなっていきます。 歯も同じです。

外に出ている部分、普段から目に見える歯冠(シカン)から、古く悪くなっていくものです。そのため、まだ丈夫な歯根(シコン)を残したまま治療をすることが多いので、差し歯をしたり、被せ物をしたりして、大切な歯を守るように治療を進めていきます。

そのため、インプラントは歯根(シコン)の状態が悪くなったり、無くなってしまった場合に使うことができる手段なのです。

では、実際の治療方法に進んでいきましょう。
当院で多く行っている2回法と呼ばれる診療・治療内容です。

①カウンセリング
歯に関する悩み、心配事などをカウンセリングルームにてお聞きします。安心して何でもお話し下さい。

②検査と診療
診察とレントゲン、カウンセリングでお話しいただいたことをもとに、お口の中の状態を実際に確認します。

③症状説明と治療計画の相談
実際にレントゲン写真をお見せしながら、どのような状態かを説明します。インプラント治療をしたい場合は治療計画の相談を行います。

④1次手術
歯茎を切開し顎の骨を削ります。ネジ状になっているインプラント(人工歯根)を埋め込みます。切開した歯茎を縫い合わせます。

⑤治癒期間
インプラントと顎の骨が結合するまで待ちます。(3ヶ月~6ヶ月くらい)

⑥2次手術・人口歯冠の装着
歯茎をもう一度切開し、インプラントの頭を出します。そこへ、歯冠を取り付けるための器具(アバットメント)を装着し、その上に被せ物、歯冠(きれいな白い歯)を取り付け完了です。

個人と治療方法の差によって違いはありますが、④1次手術から⑥の完了まで、3ヶ月~8カ月ほどの期間が必要です。
インプラントと骨が完全に結合した後は、自分の歯と同じように噛む力を取り戻すことができます。
しかし、インプラントは完全に自分の歯と全く同じになるわけではなく、免疫・殺菌力が自分の歯と比べて低下してしまうこともお伝えしておきます。
歯を清潔に保つ努力をしなければ、同じように歯茎が弱っていきますし、免疫力が低下している分、炎症などが悪化するスピードが速くなります。
歯周病からお口を守るために、引き続き大切にしていくことが必要です。
定期的なメンテナンスが必要と言われるのは、そのためです。

誰しも望んで歯をなくす人はいないと思います。
しかし、実際に歯を失ってしまい、日常生活を満足して生活できない方々がいることも事実です。
インプラントはそういった方に、希望を持っていただける治療法です。

植物を見ればわかるように、根が強ければ、目に見える部分もしっかりと頑丈なものになります。インプラントは、植物でいう頼りがいのある立派な根っこと同じなのです。

現在インプラント治療の技術は、大きく進歩しておりますが、
治療を受けられる患者さん一人一人に合わせた治療法を進めることで、安心も安全も高い水準で維持できるものです。

わたしたちプラザ若葉歯科では、インプラントを検討される方々に、正しい知識と患者さんに勧められる治療方法を知っていただき、不安要素を取り除くお手伝いがしたいと考えています。

そのために、具体的に次のことを行っています。
患者さんのお口、歯、骨が現在どのような状態かを一緒に見ていただくこと。
患者さんに合わせた治療法にどんなものがあるかを知っていただくこと。
不安要素の1つとなる治療費のご相談も必ず事前に行うこと。

はじめの一歩は、不安がつきものです。
不安は、「なに」(不安対象が何か)と「なぜ」(どうして不安を感じるのか)がわかれば払しょくできます。

ご自身や大切な家族のために、一度相談に来てみませんか。
お口・歯に関する質問や、相談があれば遠慮なくプラザ若葉歯科へ。

あなたの歯を一緒に守っていきたい、あなたの街のプラザ若葉歯科。
歯を大切にしたいと願うみなさまのお越しをお待ちしております。

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