手術に伴う可能性のあるリスク②

~坂戸,鶴ヶ島,川越市のインプラント専門医のプラザ若葉歯科~
前回は、下顎のインプラント手術に対する可能性のあるリスクをお話ししました。
今回は上顎のインプラント手術に対する可能性のあるリスクを説明しようと思います。
上顎骨の中には、鼻腔や上顎洞と言われる空洞部分が存在します。
上顎洞は左右の奥歯の根の先端あたりに位置しており、特に奥歯の部分にインプラントを埋入する際に貫通してしまうリスクがあります。
万が一、インプラント体の先が上顎洞の中に入ってしまうと、上顎洞の中では細菌による感染と炎症が起きることがあります。
この状態を上顎洞炎といいます。症状としては、鼻水や鼻詰まり、上顎の痛みなどが出てきます。
また、インプラントは骨に埋入した後、骨と結合することによって、噛む力に対しての耐久力を獲得します。
そのため、上顎の上顎洞などの空洞部分に貫通しないように、インプラントの長さや形状を選択する必要があります。
その選択をするためにも、またリスクを軽減するためにも、前回お話ししたように、プラザ若葉歯科医院では、手術の前にコンピュータートモグラフィー(CT)を使用し、患者さんの顎の骨の断面図を撮影し、神経の通り道や骨の形を把握してから手術を行います。
しかし、実際には、上顎の歯の生えている部分と上顎洞は近い位置に存在しているので、インプラントに対して十分な骨の高さを獲得できない場合もあります。
その場合には、ソケットリフトやサイナスリフトと言われる、上顎洞を上方へ持ち上げる方法などがあります。
どんなに完全な医療でも、リスクはつきものです。
しかし、そうならないための予防策と、もしなってしまった場合の対処策を十分にしておくことが大切だと思います。
インプラントはあくまで治療の選択肢の1つです。
当院では、患者さん一人、一人に合わせてベストな治療をご提案致します。
当院へは川越市内、川越エリアからもインプラントのご相談に多くお越し頂いています。
東上線若葉駅 徒歩2分、駐車場も完備しております。
お車でしたら鶴ヶ島インターからも比較的近くで便利です。
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