チタンと麻酔について

~坂戸,鶴ヶ島,川越市のインプラント専門医のプラザ若葉歯科~
今回は、チタンと麻酔についてです。
【チタンについて】

チタンは地球を構成する地殻の成分として9番目に多い元素です。
自然界に多く存在しているものの集積度があまり高くなく、製錬する事も難しい為、金属として広く用いられる様になったのは比較的最近の事です。
チタンあるいはチタン合金の持つ強度・軽さ・耐食性・耐熱性といった性質は、身近なもの、耳にする機会があるものですと、インプラントの他に航空機や潜水艦、自転車、ゴルフクラブなどにも使われています。
歯科インプラント他、医学領域で用いられる、体内に入れる事を目的としてインプラント材料に求められる要件をまとめると次の様になります。
●安全性
・毒性、アレルギー反応、発がん性がない。
・血液を溶解、破壊または凝固させない。
・代謝の異常を起こさない。
・体内で溶出、劣化、分解しない。
●強度
・目的に応じた適切な強度と耐疲労性(歯科=咬み合せや咀嚼に耐える)
・人口関節=身体を支え、歩行などに耐える。
・豊胸=適度な弾力を有する反面、生体内で破裂しない強度を持つ。
●加工性
・用途に合わせて複雑な形を容易につくり出す事が出来る。
・大量生産が可能である。
・加工価格や原材料費が適切である。
現在、歯科インプラントの材料としてもっとも多用されているチタンは、インプラント体のみならずアバットメントにも用いられ、強度・安全性ともに良好な生体材料です。
チタンは1948年にアメリカで工業化に成功し、日本では1952年から生産されるようになりました。
比重も軽く、弾力も他の金属と比較して骨に近い材料で、純チタンでの金属アレルギーの発生は今のところ報告されていません。
人工歯根以外に整形外科領域で使用される人工関節や骨折時の固定用ネジ、プレートとしても多用されています。
【麻酔について】
麻酔とは薬物などによって人為的に疼痛をはじめとする感覚をなくすことです。
これにより、手術を受けることが出来るだけでなく、耐え難い苦痛を取り除くことが出来ます。
インプラントに限らず、歯科治療が好きという人はあまりいないと思います。
痛みに加えて恐怖心や痛みを最小限度に抑える方法として
「精神鎮静法」があります。
鎮静法とは意識を失わせる事なく、浅い睡眠状態を人工的につくり出して
不安や緊張を和らげ、処置中の痛みをも感じないようにする方法で、治療内容や状態に
合わせて笑気ガスを吸入する方法(笑気呼吸鎮静法)か、精神安定薬を静脈に注射する方法
(静脈鎮静法)を選択する事が出来ます。
●笑気(笑気ガス)吸入鎮静法

笑気ガスとは亜酸化窒素の事で、麻酔作用はあまり強くありません。
特に笑気呼吸鎮静法では、20~30パーセントの低濃度の笑気ガスを用いるので
意識を失う事はありません。
ほのかに甘い香りがするガスから吸入するので、重い呼吸器疾患のある人以外は
使用出来ます。
副作用もほとんどなく、呼吸を止めるとすぐ回復する為、非常に安全です。
しかし、鎮痛効果はないので、局所麻酔の注射を併用する事が必要です。
●静脈鎮静法
意識を失わせる事なく、不安や緊張を和らげる方法で、血圧の安定も期待できます。
使用する薬材は数種類あり、鎮静効果の発現や持続時間が異なります。
モニターで血圧、脈拍、血中の酸素量などを管理しながら、点滴を利用して静脈に
少しずつ鎮静薬を入れていきます。
笑気ガスに比べて効果は確実ですが、健忘効果はなく局所麻酔が必要です。
注意事項として、治療終了後は思考が明瞭になり、運動機能にも問題がない
(フラフラするような事がない)事を確認してからの帰宅となります。
危険防止の為、帰宅時の車の運転も避ける必要があります。
●局所麻酔
歯科医療でもよく使われる局所麻酔は、治療する部分の歯肉に直接注射して、周辺の神経を麻痺させるものです。
麻酔の効果は体調の影響や個人差もありますが、約1~2時間程度です。
治療後も口の周辺に麻痺やしびれが残っている事もあるので、熱いものの飲食には
注意が必要です。
次回は、治療を成功させる為に知っておきたいことについてです。
プラザ若葉歯科ではその方に合わせた最適な治療法で無痛、スピーディで確実な手術を実施しています。
些細な事でも結構ですのでインプラントを検討されている方は
坂戸,鶴ヶ島,川越市のインプラントはプラザ若葉歯科までお気軽にご相談ください。
坂戸,鶴ヶ島,川越のインプラントならインプラント専門医の当インプラントセンターへ

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