• インプラントについて
  • メンテナンス
  • 治療料金と治療期間
  • センター長紹介
  • スタッフ紹介
  • アクセス
  • お問い合わせ

2018年1月

2018年1月29日

プラザ若葉歯科のインプラント治療の流れ

180129.jpg

インプラントに興味はあるけど、具体的な治療の流れを良く知らないな。という方、多いのではないでしょうか。

今日は、インプラントの治療の流れを簡単にご説明します。一般的な治療の流れとして5つの工程に分けてご紹介します。

1.治療の計画・精査

2.インプラント体を埋める

3.土台を装着する

4.人工歯を装着する(差し歯)

5.定期的にメンテナンス

1.治療の計画・精査

まずは、患者さんの要望と状態を知ることが大切です。今現在の状態の確認、また患者さん自身が感じている不便さについてお話を聞くことから始めます。

(1)診察

何事も始めが肝心。歯医者さんでも同じです。初めて受診するときに、記入をお願いされる問診票はとても大切です。正直に持病や既往歴・常備薬などを記載して下さい。過去の病気で治ったからと言って申告を省くことも止めましょう。普段飲んでいるお薬や、過去に合った病歴などを知ることで、診療・治療の面で気を付けなければならないポイントを、歯科医が事前に知ることができます。

受診の時に受けるカウンセリングや、初めての診察でも気になるところ違和感があるところを、きちんとお伝えしてください。診察では、お口全体と気になるところを中心に状態を確認していきます。むし歯や歯周病が悪化していないかの確認も重要です。また歯がすでに無い場合でも、周りの歯や歯茎の健康状態の確認が必須となります。

(2)相談

歯を失った時に困ることは大きく分けて、4点あります。

・食べ物が噛めなくなる
・見た目が悪くなる
・歯のバランスが崩れる
・あごの骨がやせる

失った歯が1本なら他の歯でカバーできるから、そのままでも大丈夫と思う方もいるかもしれません。しかし、親知らず以外の歯は1本でも失ってしまうと、歯並びやかみ合わせなどにも悪影響を及ぼすようになります。歯は常に動いているので隣の歯が倒れてきたり、噛み合う反対側の歯が伸びてきて噛み合わせのバランスが変わったりするのです。そこで、そのような悪影響を避けるために、またおいしくご飯を食べる為に、素敵な笑顔でいられるためにも、歯を失ってしまった部分にどのような処置ができるか一緒に考えます。

歯を失ったままにしておくとどうなるのか。どんな方法があるのか、失ってしまった歯の代わりである、入れ歯・ブリッジ・インプラントについて、それぞれのメリット・デメリットの説明を良く聞きましょう。

相談するタイミングで歯磨きの習慣や食生活の確認も行います。インプラントにする場合に糖尿病の方などは、傷の治りが遅くなったり、細菌感染のリスクが高くなってしまいます。また、喫煙者もインプラントと骨が結合する力が弱まるという、別のリスクがあるため、習慣の改善なども含めしっかりと相談をしてください。

たとえ、インプラントが画期的な治療法の一つだとしても、患者さんが歯を大切にする習慣がなければ、インプラントも同じように長く維持することはできません。

それらを踏まえたうえで患者さん自身が、どのような治療法を受けるかの決定をします。

(3)検査

失った歯の替わりとしてインプラントを選択した場合、インプラント手術が可能かどうか、患者さんのより詳しい状態を検査して確認します。検査の種類は、医院によって異なります。インプラントにおける一般的な検査種類をご説明します。

ア.口腔内検査

お口の中の状態をチェックします。歯周病や虫歯の有無、インプラントを埋める位置、歯茎の状態、隣の歯の傾きなどの確認も行います。

イ.レントゲン検査(2次元画像)

骨が折れたときに確認する白黒のレントゲン写真で歯の形をチェックします。歯のレントゲンのタイプは二通りです。

・「パノラマ」鼻から下あごまでの全体を写すもの
・「デンタル」2~3の歯を対象としたもの

「パノラマ」は、全体を1枚のフィルムか画像に写すので、大まかな全体像の把握に役立ちます。しかし、曲面を平面にするので歪みが伴うという特徴もあります。

「デンタル」は、個々の歯やその周囲組織を詳しく審査することができます。どちらとも、平面の画像となるため、レントゲンの情報のみで、骨の厚みなどを正確に把握することは難しいです。

ウ.CT検査(3次元画像)

CTは3次元画像を取ることができるレントゲン装置です。体の周囲から方向や位置を変えてX線をあてて撮影し、そのデータをコンピュータ処理にすることによって立体的に確認することができるものとなっています。

歯科用CTでは、お口全体のあらゆる角度から骨の厚み・硬さ、神経や血管の走行位置を画像で確認することが行うことができます。現状の確認をするとともに、インプラントを埋める角度や位置などを決定するときにも、必要となります。

インプラント治療の際、歯科用CTを設置していない医院では、大学病院か近くのCTを設置している歯科医院で撮影します。

(4)治療計画

検査の結果を元に現状をお伝えするとともに、想定できる治療計画を提案されます。患者さんの歯やお口回りの状態、特にあごの骨の状態が、インプラント手術に耐えうるのかどうかなどの説明もあるはずです。あご骨の状態によっては、骨を増やす治療が別途、必要な場合もあります。また、虫歯や重度の歯周病がある方や、お口のメンテナンスに対する意識が低い方には、インプラントはオススメすることはできません。

喫煙者や歯周病の方にも、生活習慣の改善などを含めた注意点があります。また、インプラントをするために、今現在あるむし歯や歯周病の治療を優先させる必要もあるかもしれません。

治療の流れ、治療期間、必要な金額、被せ物の種類など、説明を受けたうえで納得できる選択をしてください。全て聞いたうえで、納得できなければインプラント治療を受けないという選びも良いと思います。

2.インプラント体を埋める

治療計画について歯科医やスタッフと確認ができたら、いよいよ手術となります。自分の歯の新しい土台を埋め込む作業です。

(1)1次オペ

局所麻酔をしてインプラントを埋め込む部分の歯茎を切り、あごの骨を露出させドリルで穴を開けます。穴を開けた部分へ、土台となるインプラントを埋めこみます。インプラントの埋め込みが完了したら、開いた歯茎を糸で縫い合わせ蓋をします。

(2)翌日・1週間おきの消毒

歯茎を切った部分は傷口です。そこから細菌などが入らないように、細心の注意を払います。お口は食べ物を食べるのに日々使っているため、汚れがたまりやすくなります。汚れがあると、細菌が発生する原因となるのです。手術の翌日と一週間ごとに傷口が完全に治るまで約一ヶ月、毎週の消毒が必要となります。

(3)抜糸

一次オペ後、1~2週間ほど経ったら歯茎の傷が治ったのを確認したうえで、縫い合わせた糸を抜きます。

(4)歯と骨の結合を待つ

チタン製のインプラントとあごの骨が完全にくっつくのを待ちます。あごの骨の密度にもよるので一概には言えませんが、3~4カ月の治療期間を置きます。この治療期間に仮歯を使用できることもあります。

3.土台を装着する

インプラントは根っこの部分を指すため、別に歯を乗せる土台を装着する必要があります。これをアバットメントと呼びます。インプラントとあごの骨がしっかり結合した後に、土台をこの装着します。

(1)2次オペ

歯茎をもう一度開いて、あごの骨に埋まっているインプラントに土台(アバットメント)を装着します。この土台は、あごの骨に埋め込まれたインプラントと人工の歯をつなぐ役割があります。この状態で歯茎が治るまでまた1~6週間待ちます。

(2)抜糸

傷口に縫い合わせた糸を抜き、1次オペの時と同じように消毒をします。

4.人工歯を装着する(差し歯)

最終的に、埋め込んだインプラントが正常に骨と結合し、歯茎の傷も癒えて、アバットメントが取り付けられた人が迎えられる最終段階です。

(1)型取り

傷が完全に治ったら、患者さんのかみ合わせや歯の形に合わせた人工歯(差し歯)をつくるための型取りを行います。患者さんが選択した材質で、患者さんのお口の形状に合わせて人工歯(差し歯)の作成をします。

(2)人工歯の装着

患者さんにぴったり合う形で作成した人工の歯を装着します。色合いや素材など患者さんが選んだ素材で、患者さんのお口に合わせた歯が出来上がってきます。患者さんにとっては、インプラント治療期間の中でも、待ちに待った瞬間かもしれませんね。

5.定期的にメンテナンス

おろそかにしてはいけないのが、なんといってもメンテナンス。インプラント装着後だけではなく、生きている限りメンテナンスをしていく必要があります。毎日歯を磨くように、インプラントも清潔であることが一番だからです。

3カ月~半年(個人差があります)に1度、インプラントの変更がないか、ぐらついてないか、欠けているところはないか、周りの状態も良好かなどは、プロフェッショナルの目で見た定期的なチェックが必須です。

汚れのチェックも大切な確認項目です。歯は毎日磨きます。食べ残しや、汚れが細菌を発生させてしまうからです。インプラントの場合も同じように、溜まった汚れから発生する細菌が周囲へ悪影響を及ぼします。しかも、神経がないので痛みや違和感などの自覚症状が出にくいという特徴もあります。悪化してから、治療するのではなく正しいメンテナンスと予防で、不自由のない食生活をインプラントで噛みしめていってください。

今回は、インプラント治療の流れについて簡単にご説明しました。どんな検査が必要なのか、どれくらいの費用が必要か、説明をしてもらったからこそ生まれてくる疑問などもあるかと思います。どのような治療を受けるにあたっても、自分で納得ができるものを選択するべきです。

私たちプラザ若葉歯科は、鶴ヶ島市にありますが、坂戸市と川越市の境に近い場所に立地しています。最寄り駅である東武東上線の若葉駅では、反対口が坂戸市となっています。大きな地図でみると、坂戸市と川越市と鶴ヶ島市のど真ん中にある歯医者さんが、プラザ若葉歯科なのです。

駅からも徒歩2分と近く、10台の駐車場を完備しているプラザ若葉歯科。インプラントをはじめ、いろいろな治療方法で患者さんの悩みを解決するための手段を用意しています。

いつでも、気になるところがあれば遠慮なくご連絡ください。

プラザ若葉歯科は、外が寒くてもいつでも元気に診療しています。

少しでも、気になることがあればご相談ください。お待ちしております。

2018年1月23日

インプラント治療のリスクと安全性

180123.jpg

隣町川越市では、タイムスリップしたような街並みで、今日も懐かしくておいしいものを楽しむことができます。みなさん、おいしいもの食べていますか?

前回のブログで、インプラントと安全性についてお話ししました。今回はインプラントにおいて考えられるリスクとトラブルについて掘り下げてみたいと思います。

1.手術に関連したリスク

2.治療後のトラブル

3.リスクを理解した上での選択

1.手術に関連したリスク

(1)動脈の損傷による大量出血

最も大きな事故につながりやすい症例です。これは、手術時に動脈を損傷してしまうことで起こります。心臓から頭に血液を運ぶために、喉やお口回りには、重要な血管がいくつもあります。

特に、動脈を損傷してしまうと、そこから多量の出血が起こります。出血した血液が原因で呼吸ができなくなる可能性があり、命にかかわる危険があります。

動脈を損傷した場合は、基本的には圧迫して血を止めることが先決です。圧迫をしても、止められない場合は、損傷個所を縫い合わせたり電気メスを使用したりして止血をします。血が止まれば、傷と同じように自然治癒で治すことができます。

また、動脈の走り方、深さや位置などはCT検査で確認することができます。事前に確認をしたうえで、インプラントの埋入位置や角度を調整することができる点では安心できますね。

(2)神経損傷が原因の麻痺やしびれ

手術の際に神経を損傷するとしびれや麻痺が残り生活に支障をきたす場合もあります。

骨にドリルで穴を開けるときに、神経を傷つけてしまうこともありますし、インプラントの埋め込み位置が悪く、神経を損傷したり圧迫したりしてしまうこともあります。特に下のあごの骨にある神経は、奥歯に行くほど歯と神経の距離が近くなっています。そのため、下の歯の臼歯にインプラントを埋めるときに神経を損傷する頻度が高いと言われています。

神経損傷の程度によりますが、症状を改善するための修復治療が必要になることもあります。また、症状が改善されずインプラントを除去しても、後遺症が残ってしまうこともあります。

神経も動脈と同様に、CT検査などを行うことによって事前に正確な位置を知ることができます。

CT検査とは、レントゲンやお口の中の写真のような2次元の画像ではなく、立体的に状況を確認できる検査のことです。正確な位置を知ったうえで、手術を行うのはリスクを下げるためにとても重要です。インプラント治療を実施する上で、歯医者さん任せにせずに治療計画をしっかりと聞き、わからない部分や不安な点はどんどん尋ねましょう。

(3)インプラント手術時の細菌感染による炎症

インプラント手術が原因で細菌が内部に入り込み、そこから炎症が起こってしまうことがあります。上あごの奥で炎症が起きてしまうと、歯や歯茎だけの痛みだけではなく、鼻が詰まってしまうことや、鼻から膿がでてきてしまうこともあります。

炎症が起こってしまった場合、薬によって炎症を抑えますが、程度がひどい場合はインプラントの除去が必要になることもあります。

手術中の滅菌管理は、歯科医院にとって最重要事項の一つです。手術室があることや、器具の滅菌処理を行っていることなどは、それぞれの医院のホームページでも確認することができます。

2.治療後のトラブル

(1)インプラント周囲炎

インプラントの歯周病と呼ばれるインプラントまわりの炎症です。インプラントは人工物のため、免疫力や抵抗力は自然の歯より劣ります。そのため、磨き残しや汚れを放置してしまうと、インプラント周囲炎にかかってしまうのです。また、神経もなく痛みが感じにくいため、気が付くのが遅くなってしまい炎症が悪化してしまうことも多々あります。

インプラント周囲炎も歯周病と同様に、悪化すると骨を溶かしてしまいます。定期的な歯医者さんでのメンテナンスが必須と言われるのは、こういったリスクをできるだけ避けるためなのです。

(2)歯冠の破損・破裂

噛む力が強すぎたり、歯ぎしりの癖があったりするとインプラントの被せ物が破損したり割れたりすることがあります。また同じ原因から、インプラントと被せ物をつないでいるアバットメントという装置が緩んでしまうこともあります。

早めに適切な処置を行わなければ、インプラント体の破損などさらに大きなトラブルにつながります。被せ物に異常が見られた場合は、一度外して、修理するか新しく作り直す必要があります。

(3)インプラント体のぐらつき・脱落

インプラントがぐらついてしまう理由は、大きく分けて手術中の固定ができなかった場合と、インプラント周囲炎など術後のトラブルによるものがあります。インプラントに必要な骨の量を確保しないままであったり、不適切な位置で手術をしてしまうことで、ぐらついたり抜けてしまうことがあるのです。

また、破損してしまったインプラントの被せ物をそのまま放置することや、メンテナンスを怠ることも大きな要因の一つです。破損部分が他の歯や歯茎、骨を傷つけてしまうこともありますし、たまりやすくなった汚れからインプラント周囲炎が悪化を引き起こすこともあります。そのために定期的に歯医者さんへメンテナンスに行くことが必須なのです。状態が悪いまま処置をすることで、インプラントへの負担が大きくなり、徐々にぐらつきや脱落に至ってしまうこともあります。

以上のことをまとめると、ぐらつきや・脱落はインプラントの素材であるチタンと骨がしっかりと結合しないときに起こるのです。原因は前述したものも含め、以下のようなものがあげられます。

インプラント体のぐらつき・脱落の原因

・インプラントを埋め込む角度や位置が不適切
・ドリルの摩擦熱によって骨が損傷を受けた
・外から強い力が加わった
・喫煙によって血流が悪くなった
・インプラントや周囲組織が細菌に感染した

インプラントの安定・安全性は、手術をする歯科医の知識や技術によるところが多いのですが、患者さん自身の意識もとても大切です。

信頼できる歯医者さんを選ぶことから始まり、きちんと相談すること、疑問を残さないこと、勧められるまま全てを承諾するのではなく、きちんと考え判断することなどは、自分の身を守ることにつながります。

3.リスクを理解した上での選択

心臓の機能が落ちたら、検査をして必要ならば手術をします。骨が折れたら、ギブスをして丈夫な骨に治るように治療をします。体の一部は悪くなったり、不自由になったりしてしまったら、その部分が正常に戻るように病院に受診し改善をするのはごく普通の考え方です。

しかし、インプラントはまだまだ安全性やリスクが話題に上がります。本当に大丈夫なのか、メリットとデメリットにはどんな部分があるか、気になる方も多いと思います。リスクや安全性がまだまだ話題に上がるのは、技術も値段も歯科医によって大きく差があるものだからではないでしょうか。

リスクを正しく理解することは、それを避けるための必要最低条件です。インプラントを検討するときな、メリットだけではなく、リスクやデメリットをよく知っている歯科医院を選択していただきたいと思います。

スクを知っているからこそ、どうすれば安全に治療を進めていくことができるのかを深く知ることができます。安全性に十分考慮した治療法、検査法、事前準備など、様々な対処ができるのです。

今現在、インプラントは医療保険の対象外として決して安くない価格で、提供をされている技術です。しかし、失ってしまった歯を回復する技術としてしっかりと確立されたものでもあります。前回のブログで詳しくご説明しましたが、噛む力、付け外しなどのわずらわしさ、他の歯への影響力、耐久性などを考えたとき、インプラントは入れ歯やブリッジと比べ物にならないほどのメリットがあります。

リスクを知って、インプラントを選ばないことも決断の一つです。

他の外科手術と同様に失敗のリスクは0ではありませんが、インプラントにすることによって何万人もの人が噛める喜びを味わっていることも事実です。

少しでも興味があれば、私たちプラザ若葉歯科へご相談ください。

私たちプラザ若葉歯科は、埼玉県のほぼ中央に位置しており時の鐘で有名な川越市の隣、鶴ヶ島市にあります。最寄りの東武東上線若葉駅から、徒歩2分です。

私たちプラザ若葉歯科は、みなさまの歯やお口回りの不安を少しでも解消するお手伝いがきます。

プラザ若葉歯科、今日も元気に診療中です。

2018年1月15日

インプラントの安全性と選ばれる理由

180115_.jpg

インプラント手術は、歯を失った部分に人工の歯根(インプラント)を埋め込み人工の歯冠を被せる手術です。歯茎を切って骨を削るため外科手術となります。

インプラントを実施している川越市内の歯医者さんは約50件あります。(「病院なび」調べ)

インプラントの言葉自体は少しずつ、知名度が上がってきたものの、リスクが全くないわけではありません。今日は、インプラントは本当に安全なのか、想定されるリスクにはどんなものがあるのかを考えていきましょう。

1.インプラントの安全性

2.実際に想定されるリスク

3.それでもインプラントが選ばれる理由

1.インプラントの安全性

(1)素材の安全性

インプラントとは、厳密にいえば骨に埋め込む人工歯根のことを指します。実際にお口の中に見えるものは被せ物と言ったり、クラウンや歯冠と呼ばれたりします。人工歯根を指すインプラントの素材はチタンです。チタンには、骨と強く結合するというとても珍しい特徴があります。また、この素材は人体が異物として認識しないため、体が炎症を起こしたり異物として排除をしようとしたりせずに、体になじんでいくのです。

このチタンという素材は、歯科用インプラントに限らず、人工骨や人工関節、埋め込み型の心臓ペースメーカなどにも使われています。チタンは、体内に入れても錆びることも溶けることもない安全な素材として医療業界で多く使われています。

(2)手術の安全性

手術の安全性を高める為に最も大切なことは、事前の手術計画と準備です。

手術計画には、患者さんとの相談と正確な検査が不可欠となります。レントゲン撮影や口腔写真(お口の中の写真)は、基本中の基本です。外から見た、お口の状態だけではなく、インプラントを埋め込む土台となる骨の状態や厚さ、骨のもろさや持病、また血管や神経の位置を正確に把握することが必要とされます。状態をよく確認したうえで、治療方法について患者さんと相談することができます。

そのために、私たちはインプラントをするうえで、事前のCT検査は必須と考えています。平面ではなく、立体でお口回りの状態を確認する必要があるからです。

十分な検査もなくインプラントを勧めてきたり、現存する歯を抜いてまでインプラントにさせようとしたりする歯医者さんには、要注意です。

手術準備には、清潔に整った手術室や手術に使う器具の滅菌など、徹底した感染予防をするために高度な滅菌状態が必須となります。インプラントを検討する医院では、普段から整理整頓が行われているか、衛生士さんや歯科医が患者さんごとに手袋を交換しているかなどを見て、院内の意識を確認してみることもできます。

(3)症状別の治療が必要な例

基本的なインプラントの手術法には1回法と2回法があります。それぞれ特徴がありますが、1回法はインプラントを埋め込むあごの骨の密度が高く、十分な硬さと厚みがあることが条件となります。

インプラントを埋め込むのに必要な骨の量は、およそ6ミリの幅と10ミリの高さが必要です。これよりも骨の量が少ない場合、インプラントを支える力がないために、ぐらついたり抜け落ちてしまったり可能性があるのです。

骨の量が少ない患者さんにとって、インプラントの手術の前に必要となるのが骨移植という治療です。例えば骨移植にはG.B.R法(骨誘導再生法)と呼ばれる治療法です。骨が失われた部分に、人工骨や自家骨(自分の骨)を移植することで骨組織の再生を促す治療法です。G.B.R法は成功率が高く、骨が足りない、不足しているという方にもインプラントを適用させることができます。

他にもソケットリフト、サイナスリフト法など患者さんのあごの骨の状態によっていろいろな治療法があります。

(4)手術後の安全性

インプラントは、外科手術です。そのため、麻酔をしての手術となります。麻酔が切れる前は、頬や唇に感覚がないのでぶつけたり噛んだりしないように心がけましょう。

また、麻酔が切れた後は、傷口が治るまで少し痛みがあります。治るまでの間に、細菌や異物が傷口に入ってしまうと、炎症が起こることもあるので、清潔に保つことが大切です。特に、手術直後は強いうがいも避けましょう。傷口のかさぶたがはがれ、再び出血する可能性があります。

炎症を止めたり、細菌を殺したりする抗生物質などがありますので、処方された薬は全て飲みきるようにしましょう。(痛い時に飲む痛み止めなどは別)血行が良くなるような入浴や運動(傷口から再び出血の恐れがあります)、または傷の治りを遅くする喫煙は避けるようにしましょう。

インプラント手術はほとんどの場合、術後に傷口から炎症が起こらないように、清潔に保つこと、炎症を止める薬を正しく服用することに注意していれば、危険なことはありません。

2.実際に想定されるリスク

どんなことにおいてもそうですが、インプラントも絶対に失敗はないと断言することはできません。以下は過去に事例としてあったものです。

(1)動脈の損傷による大量出血

(2)神経損傷が原因の麻痺やしびれ

(3)埋入したインプラントのぐらつき・脱落

動脈や神経はCT検査によって正確に位置をとらえることができます。いずれも事前の検査をしっかりとすることで防げるリスクです。

また、インプラントはしっかりとした骨の土台が必須となります。状態が悪い歯はそのままにせず、きちんと治療するように心がけましょう。

3.それでもインプラントが選ばれる理由

(1)安心できる噛み心地

インプラントは危険で、他の治療法は安全と言えるのでしょうか。ブリッジは一つの歯を整えるために隣合わせた歯を大幅に削ることになります。また入れ歯は、患者さんの歯茎の状態が変わるたびに、違和感が生じ慣れるのに時間がかかってしまいます。我慢が必要となる治療法で、噛む力も大幅に低下してしまいます。

その点で、インプラントは最も自然の歯に近い噛み心地を回復することができます。あごの骨が独立した歯を支えるという仕組みが自然の歯と同じだからです。せんべいなどのある程度硬いものも噛むことができます。今まで通り歯磨きをするだけで、付け外しの煩わしさ、我慢や忍耐が必要なくなります。

(2)他の歯への影響力

総入れ歯は別ですが、部分入れ歯の場合は隣にある歯に金具を掛けて使用します。そのため、隣の歯に負担をかけてしまうことで、健康な歯の寿命を縮めてしまうことになります。ブリッジは、入れ歯よりも固定される安心感がありますが、隣の歯を大きく削ってしまうことにデメリットがあります。固定されることで、装着後にプラークなどの汚れが取れにくくなってしまうのです。歯周病が悪化してしまう大きな要因となります。

インプラントは、他の歯の支えがなくとも自立して丈夫な歯を維持することができます。他の歯を傷つけることなく新しい歯を付けることができます。隣の歯との繋がりもないので、汚れがたまりやすくなることもありません。他の歯への影響力だけで考えると圧倒的にメリットが大きいのがインプラントです。

(3)半永久的に使える

インプラントの素材は、ロケットや航空機に使われるほど丈夫で頑丈なチタンです。錆びることも溶けることもなく半永久的に存在することのできる素材となっています。チタンは身近なところでは、アレルギーを起こしにくいということでピアス、頑丈だということで自転車やスポーツのラケットなどにも使われています。

また、インプラントに限らず、骨が折れたときに人工骨や人工関節としても使われています。体内にとって害を与えない素材であり、丈夫であるため、大切にすると半永久的に使用することができます。

今回は、インプラントの安全性についてご紹介しました。いかがでしたか。インプラントはリスクがゼロなわけではありません。

しかし、それでもインプラントが選ばれている理由を考えてみてください。付け外しがない、他の歯の健康を守る、変わらない食生活を送ることができるなど、生活を守るメリットが多くあります。

自分はできるだろうかとお考えの方は、ぜひ信頼できる歯医者さんに相談してみてください。「骨の量が少ないから、できない」と言ってくれる歯医者さんは、闇雲に大丈夫ですというよりも信頼できる歯医者さんです。その場合は、骨移植ができる技術の持った別医院を紹介してもらうことができます。

私たちプラザ若葉歯科では、他の医院で断られた患者さんのご相談も承っております。どうぞお気軽にお声がけください。

鶴ヶ島市の真ん中にあるプラザ若葉歯科では、今日も元気に診療中です。