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2017年11月

2017年11月17日

インプラントの資格を参考に医師を選ぶ

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こんにちは。プラザ若葉歯科スタッフの森島です。

みなさんはインプラント治療医または歯医者さんを選択する際に、どんなポイントで選んでいますか?
清潔感、スタッフの優しさ、通いやすさなど条件は人それぞれあると思います。
それぞれの条件や相性・フィーリングなども大切ですが、決断を決める時、「歯科医師の所属学会」や「資格」も大きな目安の一つとなります。
学会に所属しているということは、最低限のレベルが保証されていることを証明します。また、医院がインプラントに対する勉強に積極的に取り組んでいる現れの一つともなります。

今回は、代表的なインプラントに関する学会や認定医、専門医、指導医という制度についてご紹介いたします。

1.インプラント専門医

2.学会と学会の役割

3.インプラント学会の種類

1.インプラントの専門医とは

まず初めに、インプラントの専門医というのは、権威あるインプラント関連の学会より、認定された医師のことを指します。

学会によって異なりますが、一定の技術を認める専門医や認定医、指導医などの認定制度があります。修得すべき項目(研修カリキュラム)や研修施設などを定め、試験によって診療技能の修得レベルを認定するという仕組みです。

○認定医、専門医

学会にて、ある一定の条件をクリアし、専門的に必要なレベルを習得していると認定された医師のことです。「スーパードクター」や「神の手を持つ医師」などを意味するものではありません。現在では、「それぞれの診療領域において適切な教育を受け、十分な診療技能(専門的知識・診療経験と患者本位の診療態度)を修得し、患者から信頼される標準的な専門医療を提供できる医師」とされています。

○指導医

それぞれの学会で、その専門領域を指導することができると認められた医師のことを指します。もちろん認定医または専門医より習得する技術・知識レベルは格段に高いものです。
インプラントの指導医の場合は、インプラント症例の臨床数や、症例の内容が具体的に定められていることが多いです。

認定医、専門医、指導医それぞれは、一度認められたら永遠に継続できるものは少なく、一定年数での更新が必要とされるものがほとんどです。知識、技術のアップデートをしていかなければいけないのですね。

2.学会と学会の役割

○学会

あまり普段の生活で耳にすることのない「学会」は、具体的にどんな組織で、何をしているところなのでしょうか。

学会とは、教授やお医者さんたちの集まりで、自分が所属する専門領域の発展のため、研究や発表を積極的に行うための組織です。学会では、参加者同士でお互いの研究成果を公開し発表、討議検討が行われたり、新しい技術としての認可がされたりしています。

また、一部の学会では、研究成果発表のために学会誌を発行しています。

学会と聞くと、科学技術と医療領域だけのような印象がありますが、社会学や心理学・哲学など、いわゆる文系と呼ばれる、人文社会学系のものもあります。ありとあらゆる学問に対して、それらが発展するための学会があるのですね。

簡単に言えば、専門領域の発展のために、それぞれの研究者たちの発表の機会を提供する、当人たちの集まりのことです。

日本における歯科系学術団体の中核をなすものが日本歯科医師会の日本歯科医学会です。この組織は、『歯科医学の発展と、歯科医療の向上を目指すこと』を目的としています。

この目的のために、研究発表の場を提供したり、学術誌を通して発表された論文を広く学会員に周知したりしています。また、一定のレベルを持った技術者として認定を与えることで、歯科医師の治療技術の保証や発展を助ける役割も担っています。専門分科会として、日本口腔インプラント学会、日本歯周病学会などがあります。

医療ドラマなどでよく「学会へ行ってくる」、「学会で発表をする」などを聞くことがありますが、これは専門知識を学ぶための勉強会のことを指していたんだと、改めて実感しています。

3.インプラント学会の種類

インプラントに特化した専門学会は、日本歯科医学会が管理しているもの、一般社団法人で管理しているものなどさまざまあります。以下の学会はインプラントの技術の発展に力を入れている代表的な学会です。

○日本口腔インプラント学会
○日本先進インプラント医療学会
○国際口腔インプラント学会

インプラント治療、インプラント技術の発展と研究に余念がなく、安全な治療が広がるように活動と取り組みを行っている団体です。

○日本口腔インプラント学会

インプラント治療の質の向上によって日本国民の健康を増進させることを目的とした非営利団体です。専門医の育成や学術論文雑誌の発行、さらには一般の方向けに市民講演会等の情報発信を行っています。日本最大の歯科学会でもあります。

○日本先進インプラント医療学会

一般社団法人です。「HA系インプラントや1ピースインプラントのエビデンスを確立し、インプラント医療の充実と向上に努め、国民に安心・安全で経済的に適正な歯科医療システムを構築すること」を目的としています。

○国際口腔インプラント学会

ドイツを本部とするインプラント学会です。「DGZIドイツ本部、国際口腔インプラント学会及びDGZI日本支部では、インプラント医療の高度な水準の維持と向上を図ること」を目的としています。

歯に関係する学会は他に、日本口腔外科学会、日本矯正歯科学会、日本補綴歯科学会、日本小児歯科学会、日本歯周病学会などなど多くあり、国内には80以上の学会があるともいわれています。

冒頭にも書きましたが、学会に参加していることや、専門医や指導医などの認定を受けていることは、歯科医を評価するうえでの目安の一つです。○○学会の認定医であるということが、100%の信頼の証とは限りません。

しかし、技術と知識を向上させるために、勉強する姿勢がなければそのような資格を得られないことも事実です。毎日の業務で忙しい中、時間を見つけ学会の発表会に参加することも大変ですが、さらに症例を見つけデータをまとめ発表することはそれ以上になかなかできることではありません。

今日は、専門医がどのように認定されるのか、学会とは何かという少し難しいお話でした。
皆さんが通われている歯医者さんが、どのような認定を受けているのかをチェックしてみるのもよいかもしれませんね。

私たちプラザ若葉歯科では、定期的な院内勉強会を行っています。インプラントだけではなく、技術や知識の習得に院を上げて取り組んでいます。
(ちなみに前回の勉強会のテーマは「インプラントと寿命について」でした。)

患者さんに必要な治療と、望む暮らしを実現させるための勉強は欠かしません。
より良い食生活の応援をするプラザ若葉歯科です。
どんなことでもご相談ください。お待ちしております。

2017年11月 6日

インプラントの構造とお口の健康

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今日は気になるインプラントの構造のお話。

何事も基礎が大切とはよく言います。高いビルも、数学の勉強も基礎がしっかりしていなければ、その後に積み重なるものは定着していきません。

インプラントも同じです。歯を支える土台や基礎となるものの役割は非常に大切です。
インプラントとはなにか、そのものを分解してご説明しましょう。

1.インプラントの3つの部品

2.大切な土台-インプラント(またはインプラント体)

3.大切な接続部-アパットメント

4.大切な歯冠部-クラウン

5.インプラントでお口の健康を保つ

1.インプラントの3つの部品

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インプラントは3つの部品からできています。

・インプラント(またはインプラント体)
・アパットメント(支台部)
・上部構造(人工歯)

2.大切な土台-インプラント(またはインプラント体)

直接、歯茎に穴を開け、歯茎内の骨(歯槽骨)の中に埋められる歯根の役目を果たす部分です。人工歯根やフィクスチャーとも呼ばれています。インプラント全体と区別するために、ここではフィクスチャーといいます。素材は骨と結合するチタンかチタン合金で作られ、円錐または円柱でネジのような形をしています。

長さは9~19ミリ、太さは3.5~50ミリです。フィクスチャーを埋め込む、顎の状態を見てサイズの選択をします。

このフィクスチャーは、歯を支える土台となるため、とても大切です。これが安定しないと、インプラント全体が安定しません。

3.大切な接続部-アパットメント

フィクスチャーの上に取り付けられるものです。フィクスチャーと被せ物(上部構造)をつなぎ、支える重要な部分となっています。素材はインプラントと同じ、チタンかチタン合金製のものが一般的です。審美的に優れたセラミック製のものなども選択することができます。

アバットメントは通常、フィクスチャーと骨が結合するまで3カ月~6カ月まで待ち、結合してから使用します。このアバットメントは、フィクスチャーと人工の被せ物(上部構造)を連結させる大切な役割があります。しかし、それだけではありません。

まずこのアバットメント、歯の表面となる被せ物(上部構造)から伝わる衝撃を受け止めるクッションとしての機能を果たします。フィクスチャーと被せ物に100%の力で衝撃が伝わるのを防いでくれます。そのため、被せ物が簡単に割れるのを守り、保護する役目もあります。

また、アバットメントの装着する角度を微調整することできるので、実際の歯の角度を補正し、歯の咬みあわせのバランスを保つためになくてはならないものとなっています。咬み合わせにおいても非常に重要な存在です。

素材はインプラントと同じ、チタンかチタン合金製のものが一般的ですが、透明感の高い被せ物を選ぶとき、アバットメントの金属色が透けて見えてしまうことがあります。審美的に優れたセラミック製のものなども選択することができます。

4.大切な歯冠部-クラウン

外から見える歯のことです。見た目に大きな影響を与え、歯を噛み砕くためになくてはならないものですね。
素材としてはセラミックやジルコニアなどです。種類としては内側に金属の裏打ちのあるメタルボンドと、セラミックだけでできているオールセラミックスなどがあります。一般的に、見た目が良く丈夫で自然の歯に近いものほど値段が高くなっています。

また、上部構造の種類によって、特徴が違います。

銀合金
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金属製の被せ物は、世間でいう銀歯と同じ外見です。金属のため、割れてしまうリスクが少なく長持ちします。また、他の物よりリーズナブルです。
審美性を求める方には、適していません。また、金属アレルギーを引き起こすことがあります。

オールセラミック
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セラミックは時間がたっても色がくすむことはありません。そのため、歯科領域では多く使われる素材となっています。オールセラミックは、全てがセラミック素材で作られている被せ物です。透明感があり、自然な光も通します。
歯肉とのなじみもよく、周辺の歯肉の健康を保つ面でも優れています。
金属が入っているものよりも、丈夫さが劣るため、稀に割れてしまうことがあります。歯ぎしりをしている人やかみ合わせのバランスが極端な人は、利用することができません。

メタルボンド
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金属のフレームにセラミックを焼き付けたものです。耐久性に優れ、インプラントだけではなく、通常の被せ物やブリッジの治療にも使われることが多いです。

しかし、金属部分があるため、透明感や色調はやや劣ります。
長く使用する場合、歯茎がやせて金属部分が見えたり、金属イオンが発生し歯茎が黒ずむこともあります。

ナチュラルセラミック
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オールセラミック同様、全てセラミック素材でできています。オールセラミックは1回の調整で終わりますが、ナチュラルセラミックは色の調整を2回以上行い、より透明度の高い自然な歯に近い色味を出すことができます。透明感がとても高く、光も通すのでお勧めです。
強度はセラミックなので、メタルボンドほど強くはありません。歯の噛む力が強いと割れてしまう恐れがあります。

5.インプラントでお口の健康を保つ

人が住んでいない家は、劣化が早いとはよく言いますが、歯も同じです。空気がよどむとカビも生えやすくなってしまいます。給排水管や、ガス管も動きがないと汚れや異物がたまってしまい、使えなくなってしまいます。

家は人が住むことで、風が入り空気が動き、床が踏まれます。空気が動くことで壁や天井も洗われ、床が踏まれることで土台がさらに強固に固まっていきます。

住んでいない家の劣化が進まない様にするためには、人に住んでもらえばよいのです。

インプラント手術は、まさに空き家に人が住んでもらうようなことです。
歯を失った部分は何もしないと、歯茎も骨も使われないためどんどん細くなり弱ってしまいます。失った部分だけではなく、周りも影響され、歯の骨の丈夫さや歯肉の張りが衰えてしまうのです。

インプラントを入れることで、急速な衰えを止めることができます。歯の根っこがあごの骨と連結し、噛むことで骨も歯茎も活性化します。血液も使うところに流れていきます。インプラントには血液は流れていませんが、周りの骨や歯茎には血液が流れています。血液が流れると免疫力も上がります。インプラント技術は、今のお口回りの機能を健康な状態で保つことができる優れたものなのです。
歯も歯茎もあごの骨も使われることで、健康が保つことができます。

家は見た目だけではなく、基礎が重要であることは皆様もご存知だと思います。 今日ご紹介したように、インプラントには、それぞれの役割を持った部品があり、患者さんに合わせた組み合わせを調整することで、初めて満足のいく機能を発揮します。クラウンとなる部分の選択も大切ですが、それを支えるアバットメント、フィクスチャーという縁の下の力持ちがいることも忘れないでくださいね。

私たちプラザ若葉歯科は、噛める喜びを多くの方に取り戻していただきたいと願っています。
住む家や家族、体、食生活、自分を取り巻くものは全て大切です。
みなさんが大切にしたいものをお口の健康から支えたいと思っています。
そのために、歯の勉強は欠かしません!

皆様のお口の健康を支える、鶴ヶ島のプラザ若葉歯科です。おかげさまで坂戸や川越からも多くの患者さんにご相談や治療にお越しいただいています。
どんなことでもご相談ください。お待ちしております。