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2017年8月

2017年8月29日

インプラントの治療費が返ってくる?医療費控除とは

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こんにちは。スタッフの森島です。
今日は、インプラントの技術・知識から少し離れますが、お金に関するお話しを。
それは、インプラントの治療費がお得になるかもしれない!?医療費控除についてです。

インプラント治療費は、医療費控除の対象となります。インプラントは自由診療となるため、すべて自己負担となり高額な出費となりますが、医療費控除の申請をすることで治療費が戻ってくる可能性があるのです。

医療費控除とは、一言でいうと1年間に支払った医療・治療費が「払いすぎた税をお返しします!」という形で戻ってくることです。

今日は次の3つにポイントを分けてお話しします。

1.収入と所得税の関係

2.医療費控除とは

3.医療費控除の対象となるもの

1.収入と所得税の関係

医療費控除についてお話する前に、税金について少し解説します。
医療費控除についてダイレクトに知りたい方は、次のトピック「医療費控除とは」へお進みください。

私たちは、日本で生活していく中で消費税や自動車税、所得税など、いろいろな形で国や市町村に税金を収めています。
そのうち、所得税と住民税は私たちが1年に得た所得をもとに課税・徴収されます。 簡単に言えば、所得税は自分たちの収入に税率をかけて算出されているのです。

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そのため、収入が上がれば上がるほど所得税は高くなります。
しかし、給与明細でもらう収入と手取り金額が違うように、収入の全額に税率を掛けられているわけではありません。 例えば、社会保険や厚生年金は、お給料が手元に来る前に天引きされています。 これらは、税金の計算時も同じように税のもととなる収入(課税所得)から省かれます。

収入からまるごと税金を計算するのではなく、規定やいくつか条件(年金や社保、配偶者の扶養など)で所得税を安く計算できるようにしようという軽減措置が定められています。
それが、控除とよばれるものです。

大きく分けて所得税の控除には2種類あります。

①税率をかける前の収入を減額対象とする控除

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収入から控除額を引いたものを、税率をかける対象の所得として、「課税所得」と呼びます。
課税所得が低くなれば、所得税も低くなるため、控除を受けられるかどうかによって大きな違いが出てくるのです。
医療費控除はこの控除の一つに該当します。

代表的な控除の種類
・社会保険料控除(社会保険料、厚生年金など全額控除)
・配偶者控除  (基本38万円)
・生命保険料控除(保険の種類により異なる)
・医療費控除  (※別途記載)

②計算された所得税を減額する控除

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・住宅借入金など特別控除(住宅ローン控除)

所得税には13種類の控除があります。そのうち会社で配布される年末調整で対応できる控除には、制限(生命保険料控除、配偶者控除、扶養控除などのみ)があります。医療費控除は、年末調整では対応していません。そのため医療費控除は確定申告で、申請する必要があるのです。

2.医療費控除とは

医療費控除とは、支払うべき(または既に支払った)所得税の減額ができるものです。
家族の医療費の合計が10万円を超えた場合に、確定申告にて申請することができます。 (上限は200万円までです。)

※医療費控除の計算方法

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この医療費控除額に税率を掛けた額が還付金となります。
実際に税金を既に支払っている場合は以下の計算式で還付金を算出することができます。

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一般的に会社勤めの方は、給与より所得税があらかじめ引かれているため、医療費控除を確定申告にて申請することで、払いすぎた税金を還付してもらうことが出来るのです。
支払った税金から還付(返金)されるため、支払った所得税額以上の還付はされないことをお忘れなく。
もちろん、確定申告後に所得税を支払う方は、還付ではなく医療費控除により所得税がそのまま減額となります。

詳しい計算方法は、こちら。

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返ってくる還付金は多い方がいいので、家族内で一番高く所得税を支払っている方名義で申請すると還付金も多くなります。

所得税率の一覧

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課税所得は、給与のみの収入の方は源泉徴収票で確認できます。 「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」が課税所得の金額です。

3.医療費控除額の対象とできるもの

医療費控除の対象となるものは、「治療」を目的としているものの支払いです。一般的な治療代や処方箋によるお薬代も含まれます。また、通院のための交通費や、不妊治療費なども対象に含まれます。

そのため、歯がなくなった部分に治療するインプラントは医療費控除の対象となります。
対象とならないものは、目的が「治療」ではないものです。疲労回復などのサプリメント、予防接種、審美治療などがそれにあたります。

歯科医院に特化して考えてみます。

対象となるもの
・診療費、治療費
・痛み止めの薬代
・入れ歯費用
・保険外となった詰め物費用
・欠損歯の治療を目的としたインプラント
・「機能的な問題があるので必要」と診断された場合の矯正治療費
・通院のための交通費

対象とならないもの
・ホワイトニング費用
・矯正治療費
・一般的ではない素材での詰め物費用
・通院のための自家用車のガソリン代

保険適用外となる、インプラントなどの治療は費用が高額になってしまいます。
それらの治療費も、1年間に支払った治療費の記録(レシートや領収書)として保存しておくことで、税の減額を受けることができるのです。

病院窓口で支払った額が30万円だとすると、次の還付金が受けられます。

課税所得が300万円の場合
(30万円-10万円)×10%(税率)=2万円

課税所得が400万円の場合
30万円-10万円×20%(税率)=4万円

歯科以外でも医療費控除の対象となるものは多くありますので、領収書などは捨てずにとっておくことをお勧めします。

お金はとても大切です。
自分たちを守り、養い、成長させてくれます。私たちは、今払う金額の大小に目が行き過ぎて、払い終えた自分たちのお金について、時々忘れがちです。
 保険や税金は、既に支払ったものとして思い返すことはないものの一つですが、申請することで戻ってくるものもあるのです。戻ってくるものも同じ大切なお金です。

保険が対応していないから、治療費が高額になる。だから、あきらめよう。というのではなく、保険が対応していないものに関しても、税金として還付されるなどでお得になるすべがあります。

最後に、確定申告で控除された所得は、そのまま翌年に支払う住民税の計算にも使用されます。医療費控除を申請することで、住民税が安くなることも覚えておいてくださいね。

今日は、インプラントブログではなく医療費控除の解説となってしまいました。お分かりいただけたでしょうか。保険の適用がないから、インプラントをあきらめよう、と思わないでください。大切な人生を大切にするための選択肢なのであれば、一緒にそれを解決する方法を考えていきたいと思っています。

私たちプラザ若葉歯科では、患者さんが不安に思っていることをともに考え、解決できる選択肢を数多く提供できる医院であることをいつも目指しています。

私たちはインプラントの名医のいる、プラザ若葉歯科です。
いつでも、ご相談をお待ちしております。

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2017年8月14日

インプラントで矯正できるってほんと?

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こんにちは。スタッフの森島です。
暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしですか。
プラザ若葉歯科も1週間の夏季休暇を頂き、
診療機械の点検を行うなど、日頃できないメンテナンスを今年も無事終えました。

スタッフも夏季休暇でリフレッシュをし、新しい気持ちで患者さんをお迎えいたします。

今日は、インプラントの矯正についてお話します。

美しい歯ならびは、笑顔の魅力を引きあげます。
だれでも一度は、きれいな歯と歯並びに憧れたことはあるはずです。

矯正に興味はあるけど、お金もかかるし
なんといっても治療が終わるまでに時間がかかるのが嫌だ!
という方は多いのではないでしょうか。

そこで登場したものが、インプラントを利用して行う矯正です。
その名もずばりインプラント矯正!

インプラント矯正とは、「矯正用インプラント」を使って歯並びを直す方法です。
「矯正用インプラント」は矯正の時に使用される専用のインプラントで、
何十年もの耐久性や噛む力が求められるものではないため、
一般的なインプラントと比較するととても小さいものとなります。

歯の代わりとして埋めるインプラントでは、ネジの直径は3~6㎜。
それに対して、矯正用インプラントは、1.3~2㎜程度です。

矯正の基本は、動かしたい方向へ歯を引っ張り、少しずつ歯を動かすというもの。
そのため、全体的にワイヤーを通すだけの力に、
プラスαとして部分的に力をかけることができれば、
より効果的に歯を移動させることが可能となります。

例えば、歯が前の方に集まっているため、奥歯をもう少し後ろに移動したい。
歯が斜めに生えているので、まっすぐ直したい。
歯が見えすぎているので、ほんの少し歯茎の中に歯を引込めたい。
など、歯を正しい位置へ移動することでかみ合わせがよくなったり、
咀嚼が楽になることは想像に難くありません。
何よりも歯並びがきれいになれば笑顔が輝きます。

通常の矯正は歯に取り付けたワイヤーの「もとに戻るバネの力」と「お互いに歯を引っ張る力」とで歯を動かしていきます。
そのため、1本だけ急いで動かしたい歯があっても、
その歯の移動を待ってから全体のバランスを取ることが必要となる場合もあるのです。
医院さんによっては、そのような歯を「抜歯してから治療」するように勧めるかもしれません。

インプラントを利用して行う矯正は、その解決策の1つとなることができます。
具体的にどのような仕組みになっているかをご説明します。

先ほども説明したように、矯正で歯を動かすためには、動かしたい方向へ圧力(押したり、引いたり)をかけるというのが基本です。
繰り返しになりますが、通常の矯正では、U字型になっているワイヤーを歯につけ、
ワイヤーの「もとに戻るバネの力」と、装置を付けることによって生まれる歯の「お互いを引っ張る力」を利用して歯を動かします。

ここでワイヤーを引っ張る力を綱引きでたとえてみます。
綱引きをすると両チームが引っ張り合うので、縄はピンと張ったまま維持されます。
並んでいる列がデコボコになっていても、縄を持つ後方の人の力が強ければ、
きれいなラインが維持されるのです。
ピンと張った力を頼りにし、きれいな状態に歯を並び直すものが通常の矯正です。

しかし、小学校の運動会でよく見かけるように、みんな一生懸命引っ張っているのに、引っ張る方向が少しずつずれ、ラインがまっすぐになっていないことがあります。
綱引きで引っ張る方向がばらばらだと、力が分散され思った方向への力が正しく発揮できません。

そこに、力士の様な強力な助っ人が登場するのがインプラント矯正です。
綱引きでいうと、ラインを乱す人へ力を貸して整列を助けたり、正しい位置にいる人が踏ん張り、より力を発揮できるように支えたりする役割を果たすのが助っ人です。

インプラント矯正を力士の助っ人と考えて話を進めます。
「ラインを乱す人へ力を貸して整列を助け」るというのは、
流れを乱す飛び出た歯を正しい方向へ「どすこいどすこい」と押し戻す(または、ひっぱる)こと。
「正しい位置にいる人を踏ん張れるように支え」るというのは、
正しい位置にある歯を動かないように支えることです。
まとめるとインプラント矯正によって、次の2つの役割が可能になるということです。

①動かしたい歯へ、ピンポイントに力をかけ短時間で自由な方向へ移動する
②動かしたくない歯をインプラントの支えによって固定する

通常の矯正に加えて、必要な部分にインプラントを支えにした力を大きく加えることで、「歯が移動する動き」を促進させることができるという仕組みです。
強力な助っ人がいるからこそ、通常の矯正も効果的に力を発揮することができるのです。
そのため、矯正期間をより短くすることができるという大きなメリットが生まれます。

①動かしたい歯へ、ピンポイントに力をかけ短時間で自由な方向へ移動する
引っ張る力の元をインプラントとし、安定した位置から歯に力をかけることができます。
通常の矯正では、歯と歯がお互いに引っ張る力のみで動いていましたが、それを強力に後押し自由度を高める形で、埋め込まれたインプラントを元に歯を引っ張ることができるようになりました。
インプラントを埋め込む位置を変えるだけで、左右からの力だけではなく、上下からの引っ張る力を得ることができるため、歯を動かすことのできる方向も飛躍的に増えています。

②動かしたくない歯をインプラントの支えによって固定する
矯正は、「お互いを引っ張る力」が作用するため、ワイヤーを通した歯全体がすこしずつ動くことによって、歯並びが整えられます。
始めから正しい位置にある歯を動かさないでいられたら、余分なエネルギーが必要なくなるので、短時間で治療が終わります。
矯正治療中に正しい位置にある歯を固定し動かさないためのインプラント、それがこれにあたります。

以上のことをまとめると、インプラント矯正を併用することで、歯を移動させる自由度が格段に増えたということです。

インプラント矯正のメリット

・矯正治療のための抜歯が不要となる
・治療期間が短くなる
・不要な歯の移動がなくなる
・外科手術が必要と言われていた方が手術なしで治療ができる可能性ができる
(それぞれ個人差があるため、すべての患者さんを同様に保証するものではありません。)

それでは具体的に、インプラント矯正では何をするかをご説明します。
小さいインプラントを引っ張る支点として、あごの骨に埋め込みます。
骨に埋め込むため、その位置が動くことはありません。
安定した支点から、一方方向へ絶えず力がかかるので、
他の歯や咀嚼に影響されることなく、通常の矯正に比べて比較的短時間で歯を動かすことが可能になります。
永久歯の歯が移動するのには、通常1年半~2年かかると言われていますが、
このインプラント矯正を使用すると、期間が半分程度で歯を動かすことができるのです。

矯正用インプラントは、治療が終わったら取り外すものなので、顎の骨と結合しません。 治療が完了した後は、支点となったインプラントは外されるのです。
その後、顎の骨に開いた穴と傷口はどうなるのか?
前回のブログで少し書きましたが、
自然の体の再生する力によって骨は作られ、穴は塞がります。
そして、歯茎に空いた穴もかすり傷と同じようにすぐ塞がってしまいます。

歯を正しい方向へ引っ張る綱引きの「助っ人力士さん」のような働きをする、
インプラント矯正。
皆さんの歯と口の健康維持の候補として、追加してみてはいかがでしょうか。

インプラント矯正は、体に対する負担も少なく矯正の治療期間を短縮させることのできる、とても効果的な方法です。
しかし、保険診療では行えないため、費用がかさむ場合もあります。
治療内容だけではなく、治療費に関する懸念や不安もあると思います。
決められた治療法ではなく、予算や症状に合わせたもののなかから、
患者さん自身が納得して選択する必要があります。

私たちプラザ若葉歯科はあらゆる候補の中から、
患者さんと相談しながら一番納得できる最善の治療法を提供したいと考えています。
日々勉強を重ねて、提供できる選択肢を広げることも歯科医院の役目だからです。

ぜひどんなことでもご相談にお越しください。
歯と口のことならどんなことにもお答えする自信があります。

あなたの街の歯医者さんプラザ若葉歯科、今日も元気に診療中です。
歯を大切にしたい方々のお越しをお待ちしております。

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