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2017年3月28日

2017年3月28日

インプラントの種類について

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インプラント( 人工歯根) にはさまざまな形状や素材があり、ご自身の希望に合わせてどれを使うか選ぶことが可能になります。ただ、それぞれの形状や素材によってインプラントの特性も変わってくるので、医師と相談のうえ最適なものを選ぶことがオススメ です。

歯科のインプラントというものは、顎の骨に埋入する「インプラント(人工歯根)」と、失ってしまった歯の代わりとなる人工歯とも呼ばれる「上部構造」、それらインプラントと上部構造を連結する「アバットメント」の3 つの部品で構成されています。

インプラントには多数の種類があり、歯科医院によって取り扱う製品も違ってきます。

それでは、下記でインプラントの種類をご説明致します。

■インプラントの形状の種類

インプラントの本体となる人工歯根。これは、歯に埋入するネジの部分です。この人工歯根の形状には次のような種類が存在致します。

・スクリュータイプ
ネジのような形をしているインプラントの種類になります。骨に埋入する穴が小さく、噛む力を効率よく骨に伝えることができるため、現在では、最も多く使用されているタイプになります。先が細くなっている「ルートタイプ」、太さが変わらない「ストレートタイプ」の二種類があります。

・バスケットタイプ
ネジのような螺旋があり、スクリュータイプに似ていますが、穴が数箇所開いていて、中が空洞になっているのが特徴になります。穴があることによって、骨が中まで入り込み、骨とより強く結合させることが可能なのですが、空洞のためインプラント自身の強度が弱く、破損のトラブルもあります。近年は殆ど、使われなくなってきています。

・シリンダータイプ
スクリュータイプと同様、主流として採用されているインプラントの種類になります。ネジの螺旋がない円筒形で、凹凸がないため容易に埋入が可能です。ですが、表面積が小さくなるので、初期固定が弱いという弱点があります。2 回法(※2)の治療に適してい るタイプのインプラントです。

・ブレードタイプ
T 字の板状になっているインプラントです。幅が狭く薄いので、骨幅が狭い部分に使えるというメリットがあります。ですが、力のかかり方に偏りがあり、破損等が起きやすいという釈天があるので、現在は、ほとんど使用されることがなくなりました。

※1.1 回法
インプラント体を埋める部位の粘膜を切開して骨を露出させて、ドリルで穴を開けワンピースインプラントを埋入します。ツーピースインプラントの場合においては、インプラント体を埋め込み、同時にアバットメントを連結いたします。

※2.2 回法
1 回法と同じようにしてインプラント体を埋入後、上部の穴にカバーを付け、切開した粘膜を糸で縫い合わせて1 回目の手術は終了になります。インプラント体と骨が結合するまで上顎(上あご)では5 カ月前後、下顎(下あご)では3 カ月前後待ちます(治癒期間)。2 回目の手術はカバーの上の粘膜を切開して、カバーを除去後仮のアバットメント(ヒーリングアバットメント)を連結させます。粘膜の治癒を2 ~ 3 週間待って、本物のアバットメントを連結致します。骨の量が十分にあり硬い場合には1 回法でも問題はありませんが、骨の量が少なく骨移植が必要だったり骨が軟らかい場合には2 回法が採用されます。

※ワンピース型とツーピース型
インプラントとアバットメントが最初から一体化されている「ワンピース型」と、別々になった「ツーピース型」が存在し、ワンピース型は1 回法(※1)の治療に使用されています。どのインプラントの種類を使用すればよいかは、患者様一人ひとりのお口の環境 次第に合わせて歯科医療のインプラント専門医が選定をすることになります。

どちらが良くて、どちらが悪いということはないのですが、インプラント治療としてスタンダードであるのは、ツーピース型のインプラントになります。その理由は、もし、歯冠部分にトラブルが起きた場合、骨の中に埋入されている部分と口の中に出ている部分が一体化されているワンピース型では大変な問題となってしまうからです。また、インプラントを埋入時に生じる、感染のリスクもワンピース型インプラントの方が高まります。

では、どうして、ワンピース型インプラントのニーズはあるのでしょうか?理由は、コストを安くできるからです。

一般的に、ツーピースインプラントの治療費は、30-50 万円といわれていますが、手術回数や部品も少なく、また、もともと精度の高さを考えていない(オーダーメイドと既製品の違いと考えるとわかりやすい)ワンピースインプラントであれば、普通の技工士さ んが作製することができるという理由で、10-30 万円程度で費用は収まります。

しかし、同じインプラントでも、ワンピースとツーピースでは、技術や労力に雲泥の差があり、それが治療費の差になっていることはあまり知られておりません。

■インプラントの材質

インプラントの材質として使用されていますのが、チタン(チタニウム)になります。私たちの体は異物(例えば金属)が入り込むと、これを吸収したり排除しようとしたりします。この生体反応の一つが金属アレルギーになります。金属はイオン化し、少しずつ溶けていくのですが、チタンはイオン化しないので、アレルギー反応がほとんどおこることはありません。したがって、生体親和性が高く拒絶反応が起きないチタンは、口腔内の温度変化に強く、対腐食性、強度においても優れているため、骨や軟組織が表面によくくっつく性質をも備えている、インプラントに最も適した材質になるのです。

・ハイドロキシアパタイト(HA)
骨結合は早いのが特徴です。しかし、5 ~ 7 年で吸収してしまうので、表面に炎症性細胞が出現してしまうと、急激にインプラントがダメになります。

・チタン
多少時間はかかってしまうのですが、骨結合はHAと同等のレベルで、経年変化がありません。強度が高く腐食にも強く、かつ金属アレルギーも置きにくいメリットの多い素材です。インプラント治療において今現在最も主流となっている素材といえるでしょう。

・チタンニッケル合金
生体適合性や骨の結合性はチタンより劣るのですが、その分形状記憶の特性がメリットとなる素材になります。

・チタン合金
特性はチタンとほぼ変わりません。かつ強度においてはチタンより高いのが特徴的な素材になります。加工性についても優れています。

・人工サファイア
一昔前に使われていた素材になります。骨との結合性が低く、今となってはメリットの少ないです。現在は使用されることはほとんどありません。

・ジルコニア
耐摩耗性や強度が高いジルコニアは、素材の白さからも審美性にも優れております。加えて、100%無垢のジルコニアが使われたインプラントなら、金属アレルギーを起こす心配も皆無です。

〈表面性状タイプ〉

・削り出しタイプ:初期のインプラントになります。骨結合に1 年もかかってしまい、手術が2 回必要になります。

・TPSタイプ: プラズマ・レーザーを溶射して表面に荒さを与えたものになります。骨結合は約3 ヶ月必要です。

・SLAタイプ: サンド・ブラスト処理(表面に硬い砂状の粒子をジェット噴射でぶつける)と酸エッチング処理を併用した表面処理になります。骨結合は6 週間になります。手術も1 回で終了です。

世界中では、インプラントシステムは100 種類も使用されています。特に採用本数の多い代表的な有名ブランドは「4 大インプラントシステム」と呼ばれていて、世界中のシェアの大半を占めるほど広く浸透しています。日本でも多数の歯科医院が採用しています。

■ブローネマルクインプラント
スウェーデンのNoberBiocare 社(ノーベル・バイオケア社)が手がけているインプラントになります。主に2 回法の手術に多くの採用実績があります。チタンの骨親和性を発見、インプラントの礎を築いたブローネマルク博士の研究を元に開発されました。世界初のインプラントシステムとしても有名です。40 年以上の歴史と実績があります。医師の技術力も高いのが魅力なのですが、インプラントが比較的長くて大きいので、日本人の骨格ではやや使用が限られる場合もあります。料金も高いです。

■アストラ
スウェーデンのAstraTech 社(アストラテック社)が手がけているインプラントになります。2 回法の手術に採用されています。二酸化チタンをインプラントの表面に吹き付けることにより、より骨との結合性を高めるという独自システムを開発しました。比較的新しいブランドになるのですが、確実にシェアを伸ばしてきています。

■ストローマンインプラント
スイスのStrauman 社(ストローマン社)が1974 年より手がけている、歴史のあるインプラントになります。主に1 回法の手術に高い実績を持つインプラントシステムになります。メーカー随一の研究開発費を投じています。信頼性の高いシステムでも知られてい ます。インプラントが比較的小さいので、日本人の骨格に適しています。

■スイスプラス
アメリカのZimmerDental 社(ジンマーデンタル社)が手がけるインプラントになります。スイスで開発されたITI インプラント(ストローマンインプラント)を真似て作られたものになります。本家越えができるように「スイスプラス」の名前が付けられました。 表面がザラザラしているので、骨と結合しやすく、治療期間が短縮できるので、人気のインプラントです。

他にも、最近飛躍的にシェアを伸ばしてきているブランドに「リプレイスセレクトインプラント」があります。ブローネマルクと同じスウェーデンのNoberBiocare 社(ノーベル・バイオケア社)が扱っているインプラントになります。ブローネマルクはインプラントが厚くて長めなので、日本人の骨格に合わない傾向があるのですが、リプレイスセレクトはインプラントが短めで、日本人向きのブランドとして、ブローネマルクから乗り換える日本の歯科医院も増加中です。

前歯のインプラント治療について

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歯のもっとも大切な役割は食べるために「噛む」ということになります。前歯の役割は、食べ物を噛み切ることになります。奥歯の役割は食べ物をすりつぶすことになります。

加えて、人間の場合、発音に関しましても歯の果たす役割はとても重要です。前歯の場合、サ行の発音をする時に、必要な歯となります。また、前歯は顔の表情を作る時場合でも、大切にです。顔は、表情筋と呼ばれる筋肉の働きがあり、笑ったり怒ったりという表情を作るのです。その時、前歯も表情を形作ることに大きく関与しています。そういうわけで、前歯を失った場合、それを補うための何らかの治療が必要となってきます。

前歯が抜けたり、損傷してしまったりした場合は、ブリッジ或いは、インプラント治療を検討することになると思います。前歯は奥歯に比べて頑丈な骨がないので、場合によりましては、ブリッジを提案されることもあるのですが、インプラントにはブリッジと比 較した場合、メリットが多数あります。

まず第一に、インプラントはブリッジのように、周囲の健康な歯を削ることはありません。これはとても大きなメリットになります。歯を削ってしまうと土台の歯の寿命が短くなってしまいますし、ブリッジの場合、隙間があきやすく、その場所から、虫歯にもなりやすくなってしまいます。最終的に、両隣の歯も抜かなくてはならないケースもあります。ですが、インプラントの場合は他の歯に影響することはないのです。

耐久性に関しましても、ブリッジ、インプラント、両方共「何年もちます」と医師は断言することはできません。しかし、ブリッジは10 年持てば成功と言われます。そして、インプラントの場合は、適切な手術と管理を行うことによって、50 年持つ臨床例が報告されているのです。50 年前よりも現在の技術の方がはるかに進歩しているので、正しい手術とメンテナンスをすることによってインプラントは永久にもつ、と言っても過言ではないのです。

さらに、インプラントは物を噛み切るとき、ぐらつきを感じることはありません。自分の歯と同じような感覚でものを食べること可能なのです。

前歯のインプラントをする場合の5 つの注意点

前歯のインプラントは、奥歯のインプラントとは異なる特徴があり、難易度が高いと言われています。そこで、前歯のインプラント治療をする場合の注意点につきまして下記にまとめました。

■歯茎が下がりやすい
歯茎は歯を支えている骨についているので、骨が吸収されてやせてきますと、歯茎も下がってきます。もし、インプラントの手術の刺激で骨が痩せてしまうと、歯茎も下がってしまうのです。歯茎が下がってしまいますと、他の歯と比較して、歯が大きく見える様になってしまいます。見た目に大きく違和感がある状態になってしまいます。

■骨が薄い
前歯は奥歯と異なり、モノを噛み切る役割があります。したがって、食事の時、奥歯の様な大きな力がかからないので、骨も奥歯ほどに厚みがありしっかりしているわけではないのです。
要するに、前歯を支えている骨は薄いということです。骨が薄いと、インプラントの手術の刺激のため、骨が吸収(とけてしまうこと)する可能性が高くなります。前歯の場合は特に注意が必要になります。骨が吸収してしまうと、インプラントが露出してしまうおそ れがあり、そうなった場合、見た目が非常に醜悪になってしまいます。

■噛み合わせ
前歯の役割は、食べ物を噛み切ることです。噛み合わせがゆるい場合、噛み切ることが難しくなってしまいます。
しっかり噛める状態にするために、噛み合わせる歯と当てすぎてしまいますと、歯が欠けてきたりすることがあるのです。この微妙なバランスが非常に難しくなります。また、歯ならびが受け口の場合、特に上の前歯のインプラントがかけてしまったり、傷んだりしやすくなってしまうのです。このように、前歯の噛み合わせをつくる場合は、奥歯の治療には存在しない困難さがあるのです。

■前歯の形や色
前歯は、目立つ位置にあります。したがって、奥歯と比較して外見に大きく影響いたします。
他の前歯と比較し、より違和感のない、要するに、自然な仕上がりにしなければならないのです。つまり、インプラントの人工歯の形や色をしっかりとあわせることが重要になってきます。

■歯茎の色
歯茎の厚みが薄いと、インプラントの色が透けて見えてしまいます。歯茎の色がその部分だけ変わってしまうことがあるのです。

前歯をインプラントにする場合、これらの注意があります。

■前歯のインプラントの方法

1. 手術前検査
インプラント手術を行なう前に、レントゲン写真やCT 等を撮影しまして、骨の厚み、吸収具合等の状態把握をいたします。また、歯型をとり、インプラントにつける人工歯の形について検討します。

2. インプラントの埋入
局所麻酔をして、歯茎を切開し、インプラントを埋入する部分を露出させます。その後、インプラントを埋入する部分の骨の表面に印をします。そして、専用のドリルで、インプラントを入れる方向にガイドとなる穴をあけ、このガイドに沿って、専用のドリルで穴を拡大させ、インプラントを入れるための幅のある穴に形成いたします。出来た穴にインプラントを埋入します。埋入したインプラントには、仮の蓋をします。

3. 骨の造成
インプラント周囲の骨の厚みを確保するための骨造成術を行います。移植材料は、自家骨や代用骨、或いはその両者になります。また、移植した骨がしっかりと骨になるよう、メンブレンとよばれる特殊な膜をその上に置いて保護することもあります。

4. 縫合
インプラントや造成した骨を覆う様に、歯茎を縫合し閉鎖します。閉鎖するためには歯茎が不足し、歯茎に無理な力がかかりそうな時は、歯茎を伸ばす処置を行うことがあります。なお、抜歯は大体1 週間後となります。

5. 仮歯
インプラントの手術だけでは、まだ前歯がないままなので、しばらくの間は、仮歯をつけ、生活することになります。仮歯はとれやすいため、仮歯の部分で食べ物を噛まない様にしなければなりません。

6.人工歯の装着
インプラントの周囲に骨が結合してくる期間は、大体4~6 ヶ月ほどになります。この期間が終了後、人工歯を装着する段階に移っていきます。まず、局所麻酔をして、歯茎を切開します。すると、インプラントの仮の蓋が見えてくるので、それを取り外し、アバッ トメントとよばれる人工歯とインプラントを繋げる芯を埋入します。そして、歯型をとり、人工歯をとりつけ、終了です。

■前歯のインプラントの治療費用に関して

前歯のインプラント治療の総額の目安は30 万~ 45 万円程度になります。

インプラントの手術費用自体は150,000 円~ 350,000 円程度が相場になるのですが、そこにレントゲン撮影や歯の模型作成などを行う手術前の検査があり、医師の診断料( 約15,000 円~ 50,000 円)、抜歯治療(5,000 円~ 8,000 円)、人工歯・連結するネジの代金、接着するためのセメント代金などの素材代(50,000 円~ 200,000 円)、治療期間中に装着する仮歯(5,000 円~ 20,000 円) などが必要になってきます。

そして、初診料や再診料、カウンセリング料、管理費、麻酔代などを請求される場合もあります。

前歯のインプラント治療は、前歯の骨が薄いため神経を傷つける恐れもあり、高度な医療技術が求められるます。ですが、前歯は、顔の見た目や表情、発音などにまで影響のある大切な部位です。絶対に失敗したくないはずです!そのためには熟練の歯科医師をしっかりと探すことが必要不可欠になってきます。

まず、ひとつのクリニックに絞らないで、いくつかのクリニックで担当医のカウンセリングを受けることをオススメ致します。不安や疑問に親身になり答えていただけます。メリットだけでなくリスクも説明してくれるのか、インプラントや歯科治療において実績が豊富か等を確認して下さい。インプラント治療を検討している場合であっても、虫歯や歯周病、審美性など様々な課題をクリアする必要があります。ですから、口腔内のこと全てに柔軟に対応が可能な歯の総合医療機関の方が、すべての角度からの適切な専門治療を受けることが出来るので、より一層安心ですし、オススメです。